当院の歯周病治療

歯周病が重症化すると、歯を支えるあごの骨が溶けてしまい、抜歯を免れないことがあります。そんな事態に陥る前に歯周病の進行を食い止めるためには、歯周病治療に関する専門的な知識や技術、豊富な経験が必要です。

当院の歯周病治療では必ず、日本歯周病学会「歯周病専門医」の資格を持つ院長が診断し、治療計画を立てています。

専門医として積んできた長年の経験と、研鑽を重ねた技術と豊富な知識で、重症化した歯周病についても対応することが可能。外科的な処置で症状を改善する「歯周外科治療」や、あごの骨や歯ぐきを再生する最新の「再生療法」といった治療で、歯周病を改善へと導きます。

レーザー治療は、患部に光を当てるだけです。痛みや不快感をほとんど感じることがありません。そのため、身体へ負担の少ない治療が可能です。レーザー治療を行うと、歯ぐきの炎症が改善したり、出血を抑えられるといった効果が得られます。当院では、最新の「エルビウムヤグレーザー」という機器を導入しています。

歯周病は、お口の中に存在する細菌によって引き起こされる病気です。進行すると、歯を支えるあごの骨の組織が破壊されてしまい、最終的には抜歯が必要になることもあります。もう少し早くお会いできていれば…と思うことも多いです。

重症化したケースでも、当院では歯を支える組織の「再生療法」が可能です。エムドゲインやリグロスという薬剤を使用し、歯周病によって失われたあごの骨の再生を促す治療を行います。

さらに、歯の根の奥深くに溜まった汚れは、通常の歯周病治療では取り除くことが難しいため、「フラップ手術」といった外科的な治療で除去することが可能です。加えて、歯ぐきの形成手術「歯肉切除法」によって、歯に付着した汚れを取りやすい状態にすることもできます。

もしも、やむを得ず抜歯が必要となった場合も、諦めることはありません。健康な親知らずを抜歯した場所に移植する「歯牙移植」といった処置にも対応しています。

歯周病は、生活習慣病の一種。お口の中で細菌が繁殖することによって発症します。改善するためには、間違った歯磨きの方法やお口の健康に悪い影響を与える生活習慣を見直すことが必要です。

当院では、歯周病の改善に向けて適切な処置やアドバイスができる歯科衛生士が揃っています。12年以上（※）の豊富な経験がある歯科衛生士や、日本歯周病学会の認定資格を持つ歯科衛生士など、専門的な知識・技術を持つスタッフが、患者さまの症状を改善へと導きます。

歯周病の治療である歯石除去を行ったり、ご家庭での歯磨きの方法をお教えしたり、生活習慣の改善のアドバイスなどを行います。「担当制」を導入していますので、同じ歯科衛生士が継続して患者さまをサポート。毎回経過を診ていきますので、お口の中の変化にも気づきやすく、よりきめ細やかなケアを行うことが可能です。

確実に治療を進めるために、事前の検査を重視しています。歯と歯ぐきの溝である歯周ポケットの検査、レントゲン撮影、歯のグラつき具合の検査、お口の中の写真撮影、OHIS（お口の清掃状態を表す数値）、唾液検査、ＣＴ検査、位相差顕微鏡での歯周病菌検査などをしっかりと行います。

その際、保険診療で治療を行う場合と、状態によっては自費での専門的な治療をご提案させていただきます。患者さんのご希望に沿って治療を進めていきますので、ご安心ください。

治療を始める前には、これらの検査結果をもとに作成した資料をお渡しします。歯周病のリスクなどが記載されていますので、この資料を使って、お口の状態や治療の内容についてわかりやすく説明します。

また、歯周病を改善するためには歯科医院で行う処置だけではなく、ご自宅でのセルフケアが重要です。そのため、患者さまご自身で継続していける効果的なケア方法をご提案いたします。「歯周病がなかなか治らない」「重症化してしまった」等でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

（※2019年現在）

歯周病は、お口の中に存在する細菌が原因で発症します。歯周病の改善や予防のためには、歯周病菌を殺菌・除去する治療が必要です。

当院では、レーザーの光を当てるだけで殺菌効果が得られる「PDT療法（ペリオウェイブ・システム）」を導入しています。この治療法は、ほとんど痛みがなく、心身への負担が少ないのが特徴です。薬剤を一切使用しないので、副作用が起こりにくいというメリットもあります（※保険外診療）。

このほかにも、歯ぐきの炎症を改善させたり、出血を抑えたりといった効果があるヤグレーザーを導入しています。ヤグレーザーを使った治療も患部に光を当てるだけなので、ほとんど痛みや不快感がなく、身体にも負担の少ない治療が可能です。

できるだけ痛みや身体への負担が少ない治療を実践していますので、ぜひご相談ください。